飲食店開業 お金について
飲食店開業 お金について
これから飲食店を始めたいという方が一番始めに思う事は『お店を作るのはいくらかかるの?』
という事だと思います。
これについてお答えします。
店舗の開業にはこれらのお金が主にかかります。
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店舗取得費
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内装工事費
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その他
特に店舗取得費と内装工事費が必要な資金の8割〜9割かかりますのでこの金額次第で開業資金が変わっていきます。
結論としては『お店によってかかる費用は違う』
という事です。
参考までに
スケルトン開業時 一坪あたり80万円〜100万円
居抜き開業時 一坪あたり30万円〜50万円
と言われています。
しかしこの数字も工夫次第でいくらでも抑えられますのであまり参考にはならないかもしれないですね。
ちなみにスケルトンとは内装が無い状態、コンクリートがむき出しの何も無い状態をイメージしてもらうと分かると思います。
居抜きとはそのテナントの前の借主の内装が残っている状態です。
※居抜きでも譲渡物件と居抜き物件で分かれますがそれは別記事で述べます。
店舗取得費とは?
借りたい店舗(テナント)を契約する際発生する費用のことです。
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契約時、不動産会社に契約手数料(家賃1ヶ月分が相場)
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敷金、礼金、これは保証金の場合が多いです。(家賃10ヶ月分が相場、ただしテナント返却事に返ってくる)
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テナントの前家賃(1ヶ月分〜2ヶ月分)
内装工事費とは?
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テナントを取得後、厨房やホール部分を改装する際発生する費用
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厨房部分はガス栓や排気、水道管、電気線の配置など
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ホール部分は床や壁のクロスや、トイレの改装など
内装費に関して一番費用が高いのはガス栓や電気線などの厨房部分が断然高くつきます。
ホール部分の床や壁のクロスなどは正直厨房部分に比べてあまり費用はかからないです。
したがって、もし居抜き物件を借りるときは内装が綺麗とかを見るのではなくガスや電気などの厨房周りがちゃんとあるかを見たほうが良いです。
厨房とホールの改装、かかる費用が多いのは断然厨房なので厨房部分をあまり改装しない物件を選ぶようにしましょう。
その他かかる費用
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フライパン、炊飯器、包丁、まな板などの調理器具
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コンロ、シンク、冷蔵庫などの厨房器具
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テーブル、椅子、レジなどのホール周り
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約3ヶ月分の運転資金等
以上の資金が店舗開業にかかる費用となります。
もちろんこれらの費用を自己資金で全てまかなうのは厳しい方が大半だと思いますが、リースを利用したり、融資を受けたりでうまくやり繰りするようにすればお店を開く事自体はそんなに難しいことではありません。
ただし、店舗を開いて独立することではなく、店舗を開いて利益を出すことが本来の目的の筈です。
あくまで飲食店開業は利益を出す手段なので、独立することが目標ではなく利益をですのが目的と間違えないように心がけてください。